のーずいだんぷ

主に自分用メモですが、もしかしたら誰かの役に立つかもしれません

DeepLearning&xR開発用PCを構築する 〜その1:Ubuntu18.04(CUI)とWindows10デュアルブート設定編〜

DeepLearningとxR開発にはあまりにもスペックが足りないため急遽別のマシンを用意することにした。 これからシリーズとして複数の記事に分けて投稿しようと思う。 ※なお本記事でのデュアルブートはパーティションによるデュアルブートではなく、それぞれのOS用にディスクを用意している。 ※ubuntuはubuntu-server(CUI)をインストールする。

用意したマシンのメインスペック

ドスパラのゲーミングPC GALLERIA XFを購入した。(もろもろカスタマイズして24万円くらい)

  • Intel Core i7-9700K(1151/3.6/12M/C8/T8)
  • メモリ:32GB
  • グラフィックボード:RTX2070 SUPER
  • SSD(NVMe 512GB x1, SATA 512GB x1)
  • HDD(512GB x1)

DLの肝であるRTX2070SUPERはメモリ8GBで最高峰のRTX2080Tiは11GB。 このメモリが重要らしいのだがお値段も倍以上になるため、ひとまず上記の構成とした。

※ちなみにドスパラで購入した場合のグラボのメーカーはpalitというメーカーだった。 台湾のメーカーだそうだが、あまり聞いたことがないので、できれば以下のようなASUSのような実績あるメーカーにすると良いだろう。

レビュー記事によると特段問題があるわけではなさそうだ。ファンが一基しかないので多少の不安はある。(参考レビュー)

1. Ubuntu18.04のライブDVD作成

windows7で準備した。 上記はDVDだがUSBでもOKで、とりあえず4GBくらい空きがあれば十分だと思う。 ただし、DVDは書き込みにツールがいらないのでその分楽できる。

まずは書き込むISOイメージ探す。 ISOイメージを探しているとここにたどり着くことが多いが、このページのイメージではインストールできない。 ちゃんと調べていないがここのページで紹介されているインストーラは新しくなっており、ライブDVDでのインストールに対応できなようだった。(これは実際に自分で試して詰まったので) 使えるイメージはページ内の奥にあるここ intelのCPUを使っている場合は、一番上の「64-bit PC (AMD64) server install image」を選択する。

iosイメージをDVDに焼く方法だが、ここにあるような、windows標準の書き込み方法で書き込むことができた。 無事に作成できたらつぎのステップに進む。

2.ブート周りの設定

2.1 windows編

デュアルブートをする前提だと、事前に設定すべきことがある。 まずwindowsの電源設定で、高速ブートを解除する。 ここを参考に解除するといいだろう。

2.2 UFEI編

windows編が設定完了後、再起動する。 BIOS(UEFI)をdelキーを起動中に押下し、起動する。 以下の設定をする必要がある。

  • セキュアブート無効(セキュアブートキーを削除する)
  • CSMを有効にする。(レガシーなデバイスも有効になるようにする)
  • 高速ブートを無効にする。

CSMの細かい設定はここを参考にする。 以上の設定を完了後、EZモードへ戻ると設定がブート優先度設定欄にDVDドライブが設定できるようになっている。ここでライブDVDを一番上に設定する。 設定後、保存と終了を選択し、再起動する。

3. Linux(ubuntu)インストール編

手順2で再起動した後、install前に[check disk for defect]を選択する。これでディスクチェックが始まるので、終了するまで待つ。 終了後、メニューに戻るので[install ubuntu] を選択する。 以降install に関わる設定が色々始まるが、一番最初の言語選択は必ず英語に設定すること。ここで日本語選択した場合、最後のシステムインストールを選択した際に無限ループに陥るので注意が必要。

forums.ubuntulinux.jp

また、設定の途中でパーティション設定があるが、ここは正直分割するベストプラクティスがわからなかったので、「ガイドを使用したLVMによるパーティショニング」を選択した。 サイズは「max」を選択し、書き込みを行った。 (おそらくベストはユーザ領域とシステム領域を別にすることでバックアップをしやすくすると思うのだが、パーティションを分けることで同時に利用効率が悪くなるので、特段バックアップの必要がなければ単一のパーティションでいいと思う。)

パーティショニングの設定が終わるとインストールが始まるので待機する。 (先程の言語設定で「日本語」を選択してしまうと、ここの部分で無限ループが発生する。)

4. grubの設定

再起動後、Linuxへログインして以下を実行する。 sudo update grub-update これで再起動する。するとwindowsとlinuxをどちらでブートするか選択できるようになる。 また2で行ったブート周りの事前準備をすべて元に戻す。 また必要に応じて、参考にあるインストール直後にやっておきたいことを参考にして必要なものをインストールする。

参考

シリーズ

www.nooozui.com

www.nooozui.com